大阪市で内視鏡検査を受けることになった際に、あらかじめ知っておくと便利な知識についてご紹介します。胃カメラと内視鏡検査の違いや、仕組みについても詳しく解説をいたします。
胃カメラと内視鏡の違いとは
大阪市で内視鏡検査を受ける際に、胃カメラと呼ばれることもあるかもしれません。胃カメラとの違いはどのようなものでしょうか。
日本で最初につくられた胃を観察するための医療器具は、胃カメラと呼ばれました。豆電球で胃の中を照らし、カメラで胃の中を撮影する仕組みでした。カメラですので現像する手間が必要で、すぐに体内の状態を確認することができませんでした。
その後、胃の中を観察するという目的は同じですが、グラスファイバーという、光を伝送する技術を利用したファイバースコープによる内視鏡が開発されました。
グラスファイバーは、ガラス繊維を使った素材で、曲げていても、光を伝えることができます。グラスファイバーを使ったファイバースコープを用いることで、検査をしながら観察することが可能となりました。
ファイバースコープによる内視鏡検査の発展
昭和50年代になると、胃カメラではなく、ファイバースコープによる内視鏡が一般的になっていきます。
このことから、厳密に言えば、胃カメラと内視鏡は、技術や使われている素材が違う器具です。しかし、胃カメラという名前が浸透していることもあり、今でも胃カメラは、上部消化管を観察するための内視鏡検査の通称として使っている人もいます。
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